最近は自分がセクシャルマイノリティであるとSNSで発信する人が以前に比べて増えてきました。
レズビアンの出会いの場としては、レズビアンバーや、女性限定のイベント、オフ会、マッチングアプリなどが挙げられますね。
そういったイベントに、レズビアンが参加していることが多いのは事実ですが、実は参加している人の中では、自分がレズビアンなのかも分からないという人も多いのです。
レズビアンバーなどに来ている人さえ、レズビアンかどうか分からないとなると見極めるのはかなり難しいと感じるでしょう。
ただ、100%見極めるのは難しいわけではなくて、少しでもレズビアンである可能性を見極める方法はあります。
そこで今回は、レズビアン当事者によるレズビアンの見分け方についてご紹介していきます。
自分がレズビアンなのか分からない人や、同性が気になっている人は、是非とも参考にしてみてください。
レズビアンとは?
レズビアンは、女性として女性のことを好きになる『女性同性愛者』のことを指します。
性のあり方というのは、奥が深く、自分のありたいように自分で決めることが可能です。
そのセクシャリティを決めるにあたって、4つの要素を参考にすることが望ましいといわれています。
・身体的性 生まれ持った自分の身体の性を指します。
・性自認 心の性を指し、自分で自認している性のことを指します。(例:自分は女だ・自分は男でも女でもない 等)
・性的指向 恋愛対象や性的対象としてみる相手の性のことを指します。(例:自分は同性を好きになる・すべての性別の人を好きになる 等)
・性表現 ファッションや言葉遣いなど、自分のありたい性を表現することを指します。
これらの要素を分解するとレズビアンは、
・身体的性 人によって自由なので問わない
・性自認 女性である
・性的指向 同性である女性
・性表現 人によって自由なので問わない
このように定義することができます。
そのため、
身体は男性で性自認が女性であればレズビアンのトランスジェンダーなど、身体が女性だからレズビアンというわけではない
のです。
レズビアンと100%見分けることはできない
レズビアンの定義が分かったところで、本題でもあるレズビアンの見分け方についてです。
結論から言えば、100%この人はレズビアンだ!と見分けることはできません。
なぜなら先ほどもお伝えしたように、性のあり方は自分自身で決めることができるため、最終的には自分でレズビアンだと自認するかどうかになってくるからです。
とはいえ、100%レズビアンだと見分けることはできませんが、もしかしたらレズビアンなのでは?とあたりをつけることはできます。
一体どのような見分け方をすれば良いのか、レズビアンかもしれないと思う特徴について次でお話していきます。
レズビアンかもしれない?と判断する特徴
今回は5つの特徴を紹介します。
・中性的やボーイッシュな見た目であること
・爪の長さに気を遣っていること
・男性の話題にあまり興味を示さないこと
・あまり異性との交際経験がないこと
・社会的地位が高い人
上記の特徴について、以下で詳しくお話していきます。
中性・ボーイッシュな見た目である
最も分かりやすい見た目で言えば、ジェンダーレスな中性的な見た目の人や、男性寄りなボーイッシュな見た目の人です。
レズビアンの中には「ボイ」という女性らしい服装や髪型よりも男性的な自分の方が落ち着く、といった人も多いです。
もちろんレズビアンには女性らしい服装や髪型が好きという人もいますし、見た目に関しては人それぞれですが、最もレズビアンかもしれないと思う特徴としては、見た目が一番最初に目が行きます。
服装はメンズライクな服装だったり、ユニセックスな服装を好む人が多いので、その辺りが判断材料となるでしょう。
爪の長さに気を遣っている
レズビアンの特徴でもあるのが、爪の長さに気を遣っているのかどうか、です。
職業によっては短くするしかないという人もいますが、レズビアンの攻めの性役割であるタチの場合は人は特に爪の長さに気を遣います。
爪を短く整えていたり、人によっては爪の表面がツルツルなんていう人もいます。
女性同士ともなれば、頭から足元までしっかり見られていると感じることも多いため、爪の表面まで気を遣う人も多いです。
男性の話題に興味を示さない
三つ目の特徴としては、そこまで男性の話題に興味を示さないということです。
男性の芸能人に関しては、好きなタイプというより「造形的に綺麗」といった印象がある人は、もしかするとレズビアンである可能性もあります。
恋愛的に男性のことを見ているというよりは、完全に目の保養として話題に挙げているのであれば、恋愛対象として男性をあまり見ていないのかもしれません。
また、彼氏や結婚といった話題に興味がない人も、もしかしたらレズビアンかもしれない特徴に当てはまります。
あまり異性との交際経験がない
四つ目の特徴としては、異性との交際経験があまりない人です。
もしかすると単純に良い出会いが無かったのかもしれませんが、「可能性として異性と交際する想像があまりつかなかったから」ということもあります。
周囲が異性と交際していたから、自分も交際してみたが、何か違うと思いすぐにお別れした
現在、異性と交際しているものの、女性の方が魅力的と感じることが多い
などと感じる人も実はいます。
レズビアンのオフ会などには、異性と交際経験はあるものの、どこかしっくり来なかったという人もたくさんいます。
自分のセクシャリティが分からないけれど、いざ参加してみたら自分はレズビアンなんだと気づいたら自認していた、なんて人も中にはいるようです。
そのため、もしも異性とあまり交際経験がないという人は、レズビアンである可能性を秘めています。
社会的地位が高い人
最後に挙げられる特徴としては、社会的地位が高い人です。
なぜ社会的地位が高い人がレズビアンなのかもしれない特徴に当てはまるのかというと、レズビアンは同性婚をすることもできないので、将来の社会的保障が異性同士に比べてありません。
そのため、何かあったときにパートナーに頼れないため、自立するしかないというケースが多いです。
そのため、レズビアンが恋人に求める条件として
・経済的に自立している人
・精神的に自立している人
上記の2つの条件としているという人も少なくないです。
社会的地位が高ければ、経済的に自立していて将来何があっても暮らすことができますよね
レズビアンの多くはバリキャリのような仕事ができる人も多く、起業しているという人も中にはいます。
自分の生活は自分でなんとかできるようにしている人は、レズビアンである印象が強いです。
まとめ
さて今回は、レズビアンかもしれない?見分け方について紹介してきました。
レズビアンと完全に見分けることはできないものの、レズビアンかもしれない特徴として
・外見がジェンダーレスな中性的もしくは、男性寄りなボーイッシュな見た目をしている
・爪の長さを気にしている
・あまり男性の話題に興味がない(異性との恋愛、結婚に関しても同じ)
・異性との交際経験があまりない
・社会的地位が高い人
上記の5つを紹介しました。
レズビアンであることは、最終的には本人が自認するかどうかとなってくるので、いくら特徴に当てはまったからといって、必ずしもレズビアンであるとは限りません。
どれもレズビアンなのかもしれない、と判断するための材料にすぎないので、「そうなのかな?」と心に秘めておくぐらいにしておくことをおすすめします。